短編映画「露光時間」

角洋介監督 短編映画「露光時間」のグラフィックデザインをminamoが担当しました。

露光時間
写真を撮ることで姉が亡くなった悲しみを埋める少女。残された者は大切な人を失った悲しみに、どう向き合うことができるだろうか。静かに流れる時間の中で、この映画はそんなことを問いかけてくる。

劇中のタイポグラフィと写植文字

フィルムカメラを用いた演出が光るこの作品では、劇中クレジットも同様に光を意識したものを目指しました。そこで、光を用いて文字を焼き付ける文字入力法「写植」をモチーフに設定し、写植に用いられていた書体を中心にクレジットを制作しています。 クレジットを写植書体で入力したものを取り寄せた後、フィルムに文字を印刷し、簡易的な文字盤を作成しました。それに背面から光を透過させながら撮影することで独特のボケ味とムラ感を表現し、力強く刻まれつつ、儚さを感じさせるイメージを大切にしています。

本作品は各映画祭に出品中で、現在・第一回国際和解映画祭 国際和解学研究所賞など評価を頂いています。

本作品のポスターに関してもminamoが鋭意製作中です。

短編映画「露光時間」
Director, Cinematographer, Screenwriter: 角洋介
Designer: 宮垣 貴宏・須藤 史貴(minamo)
Client: STUDIO MOVES, AMENOMANI2

・第一回国際和解映画祭 国際和解学研究所賞 受賞

宮垣 貴宏 須藤 史貴

ご意見・ご用命は contact@minamo-design.com まで